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設計工学研究室は産業や社会において実際に役立つロボット工学の創成を目指しロボット技術の基礎研究や応用研究に取り組んでいます。

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RTミドルウエアを用いたエンジニアリングサンプル

Engineering sample of RT-Middleware

解説図・実験写真

  • 図1:ロボットシステム概観

    カメラ機能とティーチング機能を利用し、産業用ロボットがベルトコンベア上を流れるワークに対しピック&プレースを行うシステム

  • 図2:RTコンポーネント接続

    3つのハードウエアRTC(ロボット、カメラ、デジタルI/Oインタフェース)と統括制御用のアプリケーションRTCから構成

  • 図3:シミュレーション環境

    運動学・動力学シミュレータ「Choreonoid」を利用することで、実機がなくとも無償でエンジニアリングサンプルを体験可能

  • 図4:将来的な社会貢献

    RTミドルウエアの産業応用や人材育成により、ロボット市場拡大とロボット分野での国際競争力向上に貢献

研究概要

これまでのRobot Technology Middleware(RTミドルウエア、RTM)に関するプロジェクトでは産業応用を意識したものは少なく、既存のロボットユーザーへの普及の妨げとなっていました。そこで本研究ではRTミドルウエアの産業応用の可能性を評価するために、以下の特徴を持つエンジニアリングサンプルの開発を行っています。

以上の特徴を持った本エンジニアリングサンプルは、RTミドルウエアの再利用性を活用したラピッドプロトタイピングのためのテンプレートとして産業応用に利用することが可能です。
本研究の成果は、独立行政法人産業技術総合研究所が開発・配布しているRTミドルウエア:OpenRTM-aistの公式Webサイト内にて、以下のURLで公開されております。
http://openrtm.org/openrtm/ja/project/contest2013_1B2-4
本研究にご興味を持たれましたら、下記までご連絡頂けると幸いです。
openrtm@design.mech.saitama-u.ac.jp

参考文献

  1. ''RTミドルウエアを用いたエンジニアリングサンプル'', 2013国際ロボット展 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)ブース.
  2. 高橋直希, 藤間瑞樹, 程島竜一, 琴坂信哉 : ''RTミドルウエアの産業応用を目的としたエンジニアリングサンプルの開発'', 第14回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会, 1B2-4, 2013.

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